ふりむいてよキャプテン
「......うん。
それと、最後に野球部のキャプテンとして挨拶させて」
改まって挨拶と言い出した小野くんに、私も自然と姿勢を正す。
「今まで、いつも支えてくれてありがとう。
この三年間で部活がきつくてやめたいと思ったこと何回もあったけど......。毎日少しも休まずに、嫌なことも率先してやってくれる宮崎さんの姿に何度も何度も励まされました。
正直、宮崎さんがいてくれなかったら、ここまで続けてこれなかったと思う。
三年間、......ありがとうございましたっ!!」
試合や練習が終わったあとみたいに大きな声で挨拶をしてから、深く頭を下げる小野くんの姿に胸がいっぱいになる。
そんなこと思ってくれてたなんて、全然知らなかった......。ありがとう、なんて一回も言われたことないし、私を見て小野くんが励まされてたなんて。
そんなこと、知らなかったよ。
それを聞いてなんだか報われた気がして、今まで続けてきた良かったと、本当にそう思えた。
何か言おうと思ったけど、何も言葉が思い浮かばず、小野くんにならい、ただ頭を下げる。
それと、最後に野球部のキャプテンとして挨拶させて」
改まって挨拶と言い出した小野くんに、私も自然と姿勢を正す。
「今まで、いつも支えてくれてありがとう。
この三年間で部活がきつくてやめたいと思ったこと何回もあったけど......。毎日少しも休まずに、嫌なことも率先してやってくれる宮崎さんの姿に何度も何度も励まされました。
正直、宮崎さんがいてくれなかったら、ここまで続けてこれなかったと思う。
三年間、......ありがとうございましたっ!!」
試合や練習が終わったあとみたいに大きな声で挨拶をしてから、深く頭を下げる小野くんの姿に胸がいっぱいになる。
そんなこと思ってくれてたなんて、全然知らなかった......。ありがとう、なんて一回も言われたことないし、私を見て小野くんが励まされてたなんて。
そんなこと、知らなかったよ。
それを聞いてなんだか報われた気がして、今まで続けてきた良かったと、本当にそう思えた。
何か言おうと思ったけど、何も言葉が思い浮かばず、小野くんにならい、ただ頭を下げる。