ふりむいてよキャプテン
球場から帰ってきてもまだ日が高い7月、部室の横の草むらでもじもじする私、とキャプテン。
「そのっ、三年間部活おつかれさまでした!
だ大学受験、がんばってくださいっ」
わー!いきなりなに言ってるの私!
部活の用事とキャプテンの彼女への頼まれごと以外ほとんどしゃべったことないのに、いきなり受験がんばってくださいって。
絶対変なやつだって思われたよ......。
「ありがとう。
マネージャーも、俺らがいなくなったあとのあいつらを、しっかり支えてやってくれな」
もう何が言いたいかも分からないうえに、恥ずかしくてキャプテンの顔すら見れずうつむくヘタレの私。
キャプテンはそんな私を笑うこともなく、変なやつだということもしないで、さわやかに応対してくれた。
「は、はいっ。
がんばります......」
ちらっと見上げた顔がかっこよすぎて、またうつむくダメダメの私。
うつむいたまま、お時間ありがとうございましたとペコリと頭をさげると、こちらこそわざわざありがとう、とキャプテンは私の頭をポンとして部室に戻っていった。
「そのっ、三年間部活おつかれさまでした!
だ大学受験、がんばってくださいっ」
わー!いきなりなに言ってるの私!
部活の用事とキャプテンの彼女への頼まれごと以外ほとんどしゃべったことないのに、いきなり受験がんばってくださいって。
絶対変なやつだって思われたよ......。
「ありがとう。
マネージャーも、俺らがいなくなったあとのあいつらを、しっかり支えてやってくれな」
もう何が言いたいかも分からないうえに、恥ずかしくてキャプテンの顔すら見れずうつむくヘタレの私。
キャプテンはそんな私を笑うこともなく、変なやつだということもしないで、さわやかに応対してくれた。
「は、はいっ。
がんばります......」
ちらっと見上げた顔がかっこよすぎて、またうつむくダメダメの私。
うつむいたまま、お時間ありがとうございましたとペコリと頭をさげると、こちらこそわざわざありがとう、とキャプテンは私の頭をポンとして部室に戻っていった。