ふりむいてよキャプテン
「だって、にっしーてさ......あ、もうこんな時間だよ?」
ゆっちは何か言いかけている途中で、図書室の大きな壁掛け時計に目をやると、ほらとそれを指差す。
......げ、もう1時だ。
補習は朝7時半から昼の12時半まで。
結局朝一時間補習出ただけで、こんな時間まで話し込んじゃったのか。
「ゆっち、ごめんっ。私部活いかなきゃ!」
時間がやばいことに気づいた私はあわてて座っていた机の上を片して、カバンをもって立ち上がる。
「部活は一時半からじゃないの?」
「三十分前行動!」
「......あみ、ふぁいと。
高田っちによろしくー」
たった一言だけでゆっちはすべてを理解してくれて、苦笑いで私に手を振る。
うちのクラスの体育担当の高田先生が常々口うるさく、三十分行動三十分行動と指導しているおかげか。
......いや、せいというべきなのかな。
ゆっちは何か言いかけている途中で、図書室の大きな壁掛け時計に目をやると、ほらとそれを指差す。
......げ、もう1時だ。
補習は朝7時半から昼の12時半まで。
結局朝一時間補習出ただけで、こんな時間まで話し込んじゃったのか。
「ゆっち、ごめんっ。私部活いかなきゃ!」
時間がやばいことに気づいた私はあわてて座っていた机の上を片して、カバンをもって立ち上がる。
「部活は一時半からじゃないの?」
「三十分前行動!」
「......あみ、ふぁいと。
高田っちによろしくー」
たった一言だけでゆっちはすべてを理解してくれて、苦笑いで私に手を振る。
うちのクラスの体育担当の高田先生が常々口うるさく、三十分行動三十分行動と指導しているおかげか。
......いや、せいというべきなのかな。