【完】幸せをくれたあなたに。




きっかけなんて、大してなかった。


ただ、見かける度に挨拶したり、よく話すようになった。



そして、いつの間にか俺たちはずっと3人でつるむようになった。



呼び方も、「三浦」から「琴」。
「藤乃」から「麻紀」へ。


最近俺は、琴を意識している自分がいる。


琴の言う言葉や、する仕草にドキッとしてしまう俺。


だけど、これが恋なのかわからない。


でも、多分これは、俺にとっては恋だったんだと思う。




< 183 / 204 >

この作品をシェア

pagetop