この恋、きみ色に染めたなら
『……紗季。
俺さ、紗希とこれから一緒に生きていきたい。
紗希を傷つけてきた分、すっげー大事にしたいし、笑ってて欲しいと思う。
だから……紗季。もしお前が許してくれるなら、俺と紗希のことを温かく見守っててほしんだ』
『俺、幸せになるから。
俺みたいな男を好きになってくれてありがとう。
俺の大事な幼馴染、だから見守っててくれよ……?』
先輩の言葉を聞きながら、私も心の中で紗季さんに話しかける。
あなたが助けてくれたおかげで、
私はこんなにも幸せです。
本当に、本当に、ありがとうございますー……
『紗季さん、私が先輩を幸せにします。
じゃないと…あなたに助けてもらった貸しを返せないから……。
絶対に、先輩を幸せにしてみせます』