この恋、きみ色に染めたなら
『………………付き合っていたんじゃないかな、たぶん…』
自信なさそうに柳先生は答える。
それは質問した私の気持ちに気付いてるからなのか…。
『……………そう、ですか……』
柳先生の言葉に目の前が真っ暗になったー…
真っ暗な闇が一気に押し寄せてきて、頼りない私を包んでいく、そんな気がした。
『……で、でもね、古里さん?
彼女はもういないの…』
彼女はいない……
『事故でもう亡くなってるの…』
事故……