地獄先生

2


それから、しばらく経ったある日。

朝から体調が悪かった私は
昼休み、保健室に行きました。

中に入ると、誰もいなかったため
勝手に体温計を借りて
熱を測っていました。

ガラガラとドアを開ける音がしたので
振り向いてみると、そこに
古川先生がいました。

なんで保健室に?と思っていると
古川先生は私の心を見透かしたように

「城戸先生は午後から出張なので
僕が代わりなんです。」

と、言いました。

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