Ｋｅｅｐ Smile

わたしが行くと、蓮君はわたしの事をギュと抱きしめて言った。



「俺、絶対にお前を離したくない。
大翔なんかに渡したくない。
なぁ、お前はどっちが好き？」



蓮君が急にそんな質問を言う。



自然とわたしの目に涙が浮かんできた。



「わかんないよぉ･･･
わたし、このごろ優柔不断で蓮と話すとドキドキしちゃうし
けどそんなある日、大翔に告白されて
その後は蓮と同じように大翔と話しててもドキドキするし
わたし、わかんないんだよぉ」