Keep Smile
松本 大翔
「それじゃあ、軽く自己紹介してくれる?」
担任の先生が言うと大翔は話し始めた。
「松本大翔です。
大って漢字と翔って漢字をかいて はると と読みます。
分からない事だらけだけど、よろしくお願いします。」
大翔は長い間みないウチに身長もかなり伸びて、茶色に染めた少し長めの髪の毛が大翔の顔にすごくあっていて、前とは比べ物にならないくらいかっこよくなっていた。
自己紹介を終えた大翔はやっと私に気づいたのかこっちを見て私の席に近づいてきた。
「美優?美優だよな」
大翔は少し首をかしげながら言った。
この嬉しさに出てくるのは涙ばかりで、震える声を抑えていった。
「そうだよぉ・・。 グスン はるにぃ グスン どこに行ってたの?ずっとずっと グスン 会いたかったよぉ」
みんなが見ている事なんか忘れて私は泣きまくった。
「とりあえず、落ち着け美優。話はまた後でな」
そういって、大翔は自分の席に戻った。