Black Angel―愛されし現姫―
「っぅ、ひっく、うぅ…っ、こんなのって、ないよぉ…っひ、ぅっ」
そろそろ飽きてきた。
もう、終わりにしよう、と。
「さよなら、辰野 加南さん?」
少女は無惨にも切り捨てた。
―――終わりの次は、何が来る?
―――始まりだよ
―――ずっと、ずうっと、
始 ま り の 次 は 終 わ り
終 わ り の 次 は 始 ま り
―――永遠に、繰り返すの
そう。途切れること、無く。