晴天のへきれき?
「木村?」
「はい」
「私はそれでいいから、ともかく仕事」
「はい」
あの件があってから、冷静に色々と考えてみた。
まず、自分をしっかり持ってる人じゃないと嫌だ。
だからと言って、自分の意見しか言って来ない人も嫌だ。
それに、私をちゃんと見てくれる人じゃないと……
確かに、私、そんなに気は強くない。
こないだので自覚した。
結構、怖かった。
ただ28にもなると、けっこう意地になる所も出てくるし、虚勢を張るのが上手くなってしまう。
素直になるには、少々とうが立つってしまっていて、
つい、逆の態度が出てくるし。
出来れば、そんな私を解ってくれる人がいい。
多少、言葉がストレートでも、一緒に並べる人がいいな。
こんな私でも、多少は素直になれそうな、そんな人。
グダグダ言い訳なんかも言わないで、潔い感じで……
はた、と手を止める。
え……
でも、それってさ……
もしかしてさ。
ふっと、後ろを振り返る。
潔くて無表情で、何考えてるかまったく解らないけど。
優しくて、私を女性扱いしてくれて、たまに鬼畜だけど。
ちゃんと、私を見てくれてる人。
「はい」
「私はそれでいいから、ともかく仕事」
「はい」
あの件があってから、冷静に色々と考えてみた。
まず、自分をしっかり持ってる人じゃないと嫌だ。
だからと言って、自分の意見しか言って来ない人も嫌だ。
それに、私をちゃんと見てくれる人じゃないと……
確かに、私、そんなに気は強くない。
こないだので自覚した。
結構、怖かった。
ただ28にもなると、けっこう意地になる所も出てくるし、虚勢を張るのが上手くなってしまう。
素直になるには、少々とうが立つってしまっていて、
つい、逆の態度が出てくるし。
出来れば、そんな私を解ってくれる人がいい。
多少、言葉がストレートでも、一緒に並べる人がいいな。
こんな私でも、多少は素直になれそうな、そんな人。
グダグダ言い訳なんかも言わないで、潔い感じで……
はた、と手を止める。
え……
でも、それってさ……
もしかしてさ。
ふっと、後ろを振り返る。
潔くて無表情で、何考えてるかまったく解らないけど。
優しくて、私を女性扱いしてくれて、たまに鬼畜だけど。
ちゃんと、私を見てくれてる人。