晴天のへきれき?
そう言って、室井さんはもう一台のタクシーに向かい、後部座席に二人で乗って、何故かいつもと違って緊張した。
だって、なんか近いし。
スカートが慣れなくて、足に座席のレザーがくっつく感じが違和感MAXだし。
タクシーが動き出してしばらくして、室井さんが口を開いた。
「慣れないのか?」
低い声に、瞬きして顔を上げる。
「制服は慣れてるんですけど」
「朝倉は童顔だから……」
そこで室井さんは言葉をとめた。
「……………」
つ、続きは!?
なんか続きそうな、そんな感じだったけど?
室井さんは咳ばらいして、頷いた。
「お店は高瀬さんが決めたんだが、お酒も美味しいらしい」
あ、明らかに話題変わったけど?
「今……露骨に話題を変えましたよね?」
「いや、これ以上言うと、ただのセクハラ親父な気がする」
そっぽを向いた室井さんにウケた。
淡々と言うもんだから、余計に可笑しいんだけど。
「大丈夫です。逆セクハラをお返ししましょう」
「それのどこが大丈夫なんだ」
「セクハラされる人の気持ちが、解るかも?」
「朝倉なら、叩きのめしそうだな」
「たぶん」
されたことはないけどね。
だって、なんか近いし。
スカートが慣れなくて、足に座席のレザーがくっつく感じが違和感MAXだし。
タクシーが動き出してしばらくして、室井さんが口を開いた。
「慣れないのか?」
低い声に、瞬きして顔を上げる。
「制服は慣れてるんですけど」
「朝倉は童顔だから……」
そこで室井さんは言葉をとめた。
「……………」
つ、続きは!?
なんか続きそうな、そんな感じだったけど?
室井さんは咳ばらいして、頷いた。
「お店は高瀬さんが決めたんだが、お酒も美味しいらしい」
あ、明らかに話題変わったけど?
「今……露骨に話題を変えましたよね?」
「いや、これ以上言うと、ただのセクハラ親父な気がする」
そっぽを向いた室井さんにウケた。
淡々と言うもんだから、余計に可笑しいんだけど。
「大丈夫です。逆セクハラをお返ししましょう」
「それのどこが大丈夫なんだ」
「セクハラされる人の気持ちが、解るかも?」
「朝倉なら、叩きのめしそうだな」
「たぶん」
されたことはないけどね。