晴天のへきれき?
お局様予備軍?
*****





月曜日。

「では今配った書類の他に、営業課から飛び込み依頼が来ますから、各自それぞれ対応願います」


私は言葉を止めて、事務のメンバーを眺める。


「以上、朝礼終わり。さぁ散った散った」

砕けた口調に笑いつつ、一同は席についた。



私の名前は朝倉皐月。

まぁ、そこそこの規模の商社に勤めて、事務の管理を取り仕切っている。

御年28歳になっちゃった。

お肌もきっと曲がってる。
化粧が最近あまりうまくいかないし。
もともと肌は強い方じゃないし、化粧品選びも楽じゃない。



彼氏はいない。



中学・高校と女子校だったし、短大入った後は、あまり遊ばなかった。
合コンにも誘われたことなかったし。

一応新入社員の時には、一週間くらい男性と付き合った事はある。

何故か、イキナリ

『仕事と俺とどっちを選ぶんだ』

などと言われて、私は仕事を選んだ。



よく解んない男だった記憶がある。

一週間で決めろって言われてもねぇ?

そんな感じで今に至る訳だけど……
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