晴天のへきれき?
人の肌って、とても温かくて安心する。

初めて知った。


ゆっくりと室井さんの指先が触れて、くすぐったいような、恥ずかしいような。


何より嬉しい。


辿った跡が熱い。


思わず喉の奥で声をあげる。


それがまた恥ずかしくて指を噛んだ。



彼の指先を感じとり、唇を感じとる。

しばらくして、噛んでいた指をよけられ、その指を絡ませ合い……


きつく握りしめられた。



「……駄目だ」


彼の唇が耳元から、首筋へと辿って行く。

「ん……や……っ!」


心臓が、


爆発しそう!


初めての感覚に驚きと、戸惑いと、反応を残してしまう。


恥ずかしい。



足を割られる瞬間、少し震えた。


それと気付いて、室井さんが耳元で囁く。

「乱暴にはしない」


息を止めた。



室井さんにしたらそうかも知れない。



でも、たぶん、

私にしてみれば、どんなに優しくされても……ね?


きっと……



「───……っ!!!」


声にならない悲鳴を上げて、身体を硬くした。

驚いたような室井さんの目と、涙を浮かべた私の目が合う。


「朝倉……お前……」


「やめないで…」


離れようとした、室井さんの身体を抱きしめる。
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