晴天のへきれき?
私が席を置くのは、第二企画室の事務管理。
ここには、三人の若手チーフがいる。
既に既婚者である企画課の早良チーフ。
さわやかな笑顔で結婚してからも人気は高いけど、いつもニコニコ当たり障りのない人ほど、実は何を考えているのか解らない。
次に、すったもんだの揚げ句、先輩とくっついた外資系企画課の室井チーフ。
顔はキレイ系で、だけどいつも無表情。
何を考えているのか不明な事が多いけど、実は純情なんだな……と思ったのは最近の話。
それから、営業課の高瀬さん。
先輩とはいつも漫才みたいなやり取りをしているけど、これも〝お騒がせトリオ〟と言われていた人達だから仕方がないのかな……なんて、
「だから、木村ちゃん。人の話を聞いてる?」
いつの間にか、話が私に戻って来ていた。
「駄目だよ。木村は二つの事はいっぺんに出来ないんだから」
カタカタと打ち込みを続けながら、先輩はニヤニヤとモニターを見つめている。
……その器用さが、どうして恋愛にも発揮されないのかが一番の謎なんですが。
そんな感じで、いつもの様にやり取りしながらも、私は高瀬さんからお食事のお誘いを受けた。
ここには、三人の若手チーフがいる。
既に既婚者である企画課の早良チーフ。
さわやかな笑顔で結婚してからも人気は高いけど、いつもニコニコ当たり障りのない人ほど、実は何を考えているのか解らない。
次に、すったもんだの揚げ句、先輩とくっついた外資系企画課の室井チーフ。
顔はキレイ系で、だけどいつも無表情。
何を考えているのか不明な事が多いけど、実は純情なんだな……と思ったのは最近の話。
それから、営業課の高瀬さん。
先輩とはいつも漫才みたいなやり取りをしているけど、これも〝お騒がせトリオ〟と言われていた人達だから仕方がないのかな……なんて、
「だから、木村ちゃん。人の話を聞いてる?」
いつの間にか、話が私に戻って来ていた。
「駄目だよ。木村は二つの事はいっぺんに出来ないんだから」
カタカタと打ち込みを続けながら、先輩はニヤニヤとモニターを見つめている。
……その器用さが、どうして恋愛にも発揮されないのかが一番の謎なんですが。
そんな感じで、いつもの様にやり取りしながらも、私は高瀬さんからお食事のお誘いを受けた。