晴天のへきれき?
ラブとアンチらぶ?
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月曜日。

早良さんとこの書類と、高瀬のとこの書類で、けっこうワタワタしてる事務チーム。


その上、案の定と言うか、高木さんの入力ミスでレジュメ作り直し。


「どうして、こうも器用に1ページ抜かして気付かないかな」

急いで印刷し直して30冊に仕分け、ホチキス留め。

「すみませぇん」

全然、感情のこもらない高木さんの謝罪。

思ってないなら、言うなって。

まったく。


視線を上げると、オフィスに入って来たチーフと目があった。

室井さんは私の手元と自分の手元の書類を見て、何故か静かに席に戻ろうとする。


「室井チーフ」

振り返ると、立ち止まった室井さんも振り返った。

「入力、データ化、レジュメのどれですか?」

手を出すと、室井さんは肩をすくめた。

「入力と送信」

「どちらに?」

「開発部」


おんや?


「何か、上手く行きましたか?」

「こないだの案……上がゴルフの席で社長に話したらしい」


思わず口笛を吹いた。


「粋な計らいですね」

「試作検討するそうだ」

淡々とした口調に笑う。
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