晴天のへきれき?
ラブとアンチらぶ?
*****
月曜日。
早良さんとこの書類と、高瀬のとこの書類で、けっこうワタワタしてる事務チーム。
その上、案の定と言うか、高木さんの入力ミスでレジュメ作り直し。
「どうして、こうも器用に1ページ抜かして気付かないかな」
急いで印刷し直して30冊に仕分け、ホチキス留め。
「すみませぇん」
全然、感情のこもらない高木さんの謝罪。
思ってないなら、言うなって。
まったく。
視線を上げると、オフィスに入って来たチーフと目があった。
室井さんは私の手元と自分の手元の書類を見て、何故か静かに席に戻ろうとする。
「室井チーフ」
振り返ると、立ち止まった室井さんも振り返った。
「入力、データ化、レジュメのどれですか?」
手を出すと、室井さんは肩をすくめた。
「入力と送信」
「どちらに?」
「開発部」
おんや?
「何か、上手く行きましたか?」
「こないだの案……上がゴルフの席で社長に話したらしい」
思わず口笛を吹いた。
「粋な計らいですね」
「試作検討するそうだ」
淡々とした口調に笑う。
月曜日。
早良さんとこの書類と、高瀬のとこの書類で、けっこうワタワタしてる事務チーム。
その上、案の定と言うか、高木さんの入力ミスでレジュメ作り直し。
「どうして、こうも器用に1ページ抜かして気付かないかな」
急いで印刷し直して30冊に仕分け、ホチキス留め。
「すみませぇん」
全然、感情のこもらない高木さんの謝罪。
思ってないなら、言うなって。
まったく。
視線を上げると、オフィスに入って来たチーフと目があった。
室井さんは私の手元と自分の手元の書類を見て、何故か静かに席に戻ろうとする。
「室井チーフ」
振り返ると、立ち止まった室井さんも振り返った。
「入力、データ化、レジュメのどれですか?」
手を出すと、室井さんは肩をすくめた。
「入力と送信」
「どちらに?」
「開発部」
おんや?
「何か、上手く行きましたか?」
「こないだの案……上がゴルフの席で社長に話したらしい」
思わず口笛を吹いた。
「粋な計らいですね」
「試作検討するそうだ」
淡々とした口調に笑う。