晴天のへきれき?
「そうでもないです。たまに英語の書類がきますけど」

「英文の書類もあるんですか?」

びっくりだ! みたいな顔をする田崎さんに笑う。

「そうですね~。たまに書類の走り書きとか見ると、うちのチーフは日本語よりも英語の方が得意みたいです」

「へー。凄いんですね~。そんな人の企画ならすごい発想とかありそうですよね」

そんな事を言われて、烏龍茶を飲みながら笑った。

「お仕事の話はこれくらいにしましょう。聞いていても面白くないでしょ」

「僕は、朝倉さんに関係するコトだとしたら、とても楽しいですよ」

ニッコリ微笑まれて、逆に私は笑みが引き攣る。


無邪気と言うか、なんと言うか。


私が面白くないんだけど。


話題を探していたらお料理が来たので、話をそっちの方に持っていく。

しばらく料理の味について話していたら

急に田崎さんがにこやかに笑った。


「僕はまったく料理が出来なくて、いつも外食なんですよね」

「へぇ」

「朝倉さんは、けっこう自炊しますか?」

「そうですね~。する方だと思いますよ」

レパートリーは、少ないけどね。

「やっぱり女性は凄いですね~」

何がだ?

「やっぱり朝倉さんも、花嫁修業とかした方ですか?」
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