君の名は
気づいたらホームレスのおっちゃんはいなくなっていて、なんだか人恋しくなった僕は図書館に向かうことにした。
(人恋しい、なんて今までたった1度も思ったことがなかったのに。)
(なんだか、恋愛小説が読みたい気分だ。)
恋愛小説は昔、10ページくらいよんで挫折した記憶がある。あまりにも感情移入出来ず、これから僕はこの小説を理解できる日が来るのだろうかと少し絶望を感じた。
(あの甘ったるいお菓子みたいな小説はきっとこういう時に読むためのものなのだろう。)