君の名は
僕の中で革命が起ころうとも
日は沈むし腹は減る。
家に帰っても、誰も僕を待ってはいない。
それでも、僕は幸せだった。
ただの友達。それ以下かもしれない。いや、おそらく“それ以下”だろう。
それでも、僕は幸せだ。
月曜日になればただのクラスメイト。彼女も彼女の立場があるだろうし“透明人間”には話しかけまい。
それでも、僕は幸せだろう。
彼女の世界に僕がいるとわかったから
恋の幸せを、誰かと一緒にいることのぬくもりをしったから。
僕は、強くなれる。