チョンジェ村のテチ
次にテチが向かったのは、ヨッピイのお家でした。

ヨッピイはテチより、2つ年上で、いつもテチのことを叩いたり、蹴ったりしてきます。

テチは、いつも泣かされていました。

ヨッピイは毎朝、大好きな自転車に乗って出かけて行きます。
ですが、もぅお昼なのに、今日はまだ、出掛けていないようです。

テチは、近くに落ちていた古い釘で、ヨッピイの自転車のタイヤにイタズラをしました。

すると、タイヤの空気は見事に抜けて、ペッチャンコです。

ちょうど、ヨッピイがご機嫌に家から出てきました。
テチは、あわてて隠れます。

「もぅ、お母さんてば、色々とお手伝いさせるんだから。遅くなっちゃったよ。さぁ、今日はどこに行こうかなぁ☆…あれっ?パンクしてる!?えー!!お母さ〜ん!!」

ヨッピイは悲しい顔で、お家の中に走って行きました。

テチは楽しくて仕方ありません。
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