キミに言いたかった言葉
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翌日、お通夜
私はまだこの場にいても
信じることができていなかった
お通夜が終わった後
柊のお父さんが椿一家の前に来て言った
「ぜひ最後に…柊の顔を見て、お別れをしてやってください」
私たち一家は礼をして、父を先頭に柊が眠るという棺へと向かった
お別れ……
本当にお別れなの?
母は私の肩を引き寄せた
棺は思ったより高さがあった
…ねぇ、柊
柊はこの中に眠ってなんかいないよね?
本当に柊は、この中にいるの?
恐る恐る覗き込む私
ねぇ、柊?
もしそうなら、
どんな顔をしてそこで眠っているの
ねぇ……________
そこには
綺麗な顔をした…まるでお人形さんの様な柊がそこにはいた