今日も貴方に惚れてます〜陽一とヤクザの溺愛物語〜
そして一人の男が立ち上がった。
名前は……司。
まだ1番こいつらの中でも話したことがある奴だった。
司が立ち上がったのと同時に笑い声が消えた。
そして
「じゃあ……始めるか?」
ニヤニヤと気持ち悪い笑みを顔に含ませてあたしに近づいてくる。
その気持ち悪い笑みが危険信号だった。
…アイツと同じ顔。
義父と同じ顔。
「な、なんなの?」
男全員が近づいてくる。
逃げなきゃ。
そう思っても体が固まって動かない。