懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「俺も……そう思ってた。命令に背いたりすれば、気絶だけじゃ済まないんじゃないかなって……」
「そんな……」
春姫が膝の上で自分の手をギュッと握りしめる。
そして沈黙が訪れた。
みんな、この状況から逃げる事ができないと理解し始めているのかもしれない。
命令は絶対。
従わないと殺される。
部屋の中に重たい空気が流れ始めた時、ジジッと音がして良がハッと息を飲む声が聞こえて来た。
《みなさまお待たせしました。それではステージ2を始めます》
同じ女の声に、俺は思わずその場で立ちあがっていた。
どこだ?
どこからこの声は聞こえているんだ?
天井や壁を見るが、スピーカーらしきものは見当たらない。
「そんな……」
春姫が膝の上で自分の手をギュッと握りしめる。
そして沈黙が訪れた。
みんな、この状況から逃げる事ができないと理解し始めているのかもしれない。
命令は絶対。
従わないと殺される。
部屋の中に重たい空気が流れ始めた時、ジジッと音がして良がハッと息を飲む声が聞こえて来た。
《みなさまお待たせしました。それではステージ2を始めます》
同じ女の声に、俺は思わずその場で立ちあがっていた。
どこだ?
どこからこの声は聞こえているんだ?
天井や壁を見るが、スピーカーらしきものは見当たらない。