懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
俺が聞くと、悠は少し青ざめたか顔でこちらを見た。
「ごめんみんな、船のエンジンが止まったみたいなんだ」
悠が申し訳なさそうにそう言う。
「え? それって大丈夫なの?」
さっきまではしゃいでいた春姫が不安そうな声を上げる。
「今エンジンの様子を見ているけれど……最悪の場合オールを使って岸まで漕いで行く事になる」
そう言い、悠は備え付けのオールを2本見せて来た。
それを見た途端嵐があからさまなため息を吐きだした。
「まじかよ。使えねぇ船だな」
チッと小さく舌打ちをして文句を言う。
「まぁいいや。船を漕ぐのは山岡、お前がやれよ」
「そんな……。僕よりも高嶋君の方が力があるじゃないか」
「ごめんみんな、船のエンジンが止まったみたいなんだ」
悠が申し訳なさそうにそう言う。
「え? それって大丈夫なの?」
さっきまではしゃいでいた春姫が不安そうな声を上げる。
「今エンジンの様子を見ているけれど……最悪の場合オールを使って岸まで漕いで行く事になる」
そう言い、悠は備え付けのオールを2本見せて来た。
それを見た途端嵐があからさまなため息を吐きだした。
「まじかよ。使えねぇ船だな」
チッと小さく舌打ちをして文句を言う。
「まぁいいや。船を漕ぐのは山岡、お前がやれよ」
「そんな……。僕よりも高嶋君の方が力があるじゃないか」