懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「だ、大丈夫?」
良が心配そうに春姫を見つめる。
「だって……だって、彗の体まだ温かいんだよ……?」
「うん……」
良が春姫の隣にしゃがみ込み、その肩を抱いた。
俺はその光景からしせんを外し、嵐へと近づいた。
ずっと天井を見つめていた嵐は、今は固く目を閉じている。
「嵐、平気か?」
そう声をかけると、嵐はパッと目を開いた。
「平気なワケねぇだろ」
その口調はいつもの嵐で、俺は少しホッとした。
「今から手錠を外すけど、暴れるなよ?」
「暴れねぇよ。そんな事したら俺は死んじまう」
そう言い、チッと舌打ちをする。
それもそうか。
こんな体では乱暴なこともできない。
良が心配そうに春姫を見つめる。
「だって……だって、彗の体まだ温かいんだよ……?」
「うん……」
良が春姫の隣にしゃがみ込み、その肩を抱いた。
俺はその光景からしせんを外し、嵐へと近づいた。
ずっと天井を見つめていた嵐は、今は固く目を閉じている。
「嵐、平気か?」
そう声をかけると、嵐はパッと目を開いた。
「平気なワケねぇだろ」
その口調はいつもの嵐で、俺は少しホッとした。
「今から手錠を外すけど、暴れるなよ?」
「暴れねぇよ。そんな事したら俺は死んじまう」
そう言い、チッと舌打ちをする。
それもそうか。
こんな体では乱暴なこともできない。