懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
☆☆☆
一番近い島までは、漕ぎ始めて20分ほどで到着した。
20分も漕ぎ続けるというのはさすがに辛くて、途中で嵐と悠に代わってもらう事になった。
俺が嵐にオールを渡した時、一瞬しかめっ面をされたが嵐は何も言わずに船を漕ぎ始めた。
喧嘩をしている場合ではないと気が付いたのだろう。
島に船が付いた時、頭上から冷たい雨が降り始めた。
「うわ、降ってきやがった」
嵐が愚痴る。
「最悪ぅ……」
嵐と彗が空を見上げて顔をしかめる。
「僕がエンジンの様子を見ておくから、君たちは建物の中にいるといい」
運転手がそう言い、俺は振り向いた。
「任せてしまって大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だ」
俺の言葉に笑顔で頷く運転手。
一番近い島までは、漕ぎ始めて20分ほどで到着した。
20分も漕ぎ続けるというのはさすがに辛くて、途中で嵐と悠に代わってもらう事になった。
俺が嵐にオールを渡した時、一瞬しかめっ面をされたが嵐は何も言わずに船を漕ぎ始めた。
喧嘩をしている場合ではないと気が付いたのだろう。
島に船が付いた時、頭上から冷たい雨が降り始めた。
「うわ、降ってきやがった」
嵐が愚痴る。
「最悪ぅ……」
嵐と彗が空を見上げて顔をしかめる。
「僕がエンジンの様子を見ておくから、君たちは建物の中にいるといい」
運転手がそう言い、俺は振り向いた。
「任せてしまって大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だ」
俺の言葉に笑顔で頷く運転手。