懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「すみません。なにか手伝える事があったら俺のスマホに連絡してください」


そう言い、俺は運転手に電話番号をメモして手渡した。


「ありがとう。君たちは雨がやむまでゆっくり休むといい」


優しい運転手の言葉にその場の雰囲気がホッと和むのを感じる。


「行こう」


俺はそう言い、百合の手を握る。


「うん」


こうして俺たちは小さな島へと下り立ったのだった。
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