懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
まさか月奈、高いところが苦手なのか?
月奈は気に掴まっているのが精いっぱいという感じに見える。
「おい、無理すんなよ! 俺が代わりに上るから!」
そう言った時だった。
強い風がふき、子猫がいる細い枝が大きく揺れたのだ。
「猫ちゃん!!」
月奈が叫ぶ。
枝は子猫の体重に耐えきれなくなり、大きくしなった。
「危ない!!」
後方で家主が叫ぶ。
俺は咄嗟に、両手を突き出していた。
バキッと枝の折れる音が響く。
野次馬たちの悲鳴があがった……。
次の瞬間、子猫の体が空中を落下してきて俺の両腕の中にすっぽりとはまっていた。
ふわりとした柔らかな毛並と、暖かさを感じる。
しかし、ホッとしたのもつかの間、すぐ目の前に枝が落下してきて「うおっ!?」と、目を丸くして飛びのいた。
月奈は気に掴まっているのが精いっぱいという感じに見える。
「おい、無理すんなよ! 俺が代わりに上るから!」
そう言った時だった。
強い風がふき、子猫がいる細い枝が大きく揺れたのだ。
「猫ちゃん!!」
月奈が叫ぶ。
枝は子猫の体重に耐えきれなくなり、大きくしなった。
「危ない!!」
後方で家主が叫ぶ。
俺は咄嗟に、両手を突き出していた。
バキッと枝の折れる音が響く。
野次馬たちの悲鳴があがった……。
次の瞬間、子猫の体が空中を落下してきて俺の両腕の中にすっぽりとはまっていた。
ふわりとした柔らかな毛並と、暖かさを感じる。
しかし、ホッとしたのもつかの間、すぐ目の前に枝が落下してきて「うおっ!?」と、目を丸くして飛びのいた。