懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
月奈と特別仲のよかった俺たちは、順番に校長室へと呼ばれて最近の月奈の様子について聞かれた。
しかし、思い起こしてみても月奈に特別変わった様子なんてなかった。
俺が月奈と最後に会ったのは、3日前の放課後だった。
教室から昇降口へと向かう階段の途中で月奈をすれ違った。
月奈は鞄を下げていて、足早に階段を上っていたから教室に忘れ物でもしたのだろうと思った。
すれ違う瞬間、月奈は一瞬立ち止まった。
俺も、それに合わせて立ちどまり、月奈を見た。
「あ……あのね……」
「なに?」
「……なんでもない」
何か言いたそうにしていたが、月奈はそれだけ言うと俺から目をそらし走って階段を上って行ったのだ。
それが、月奈に会った最後だった。
しかし、思い起こしてみても月奈に特別変わった様子なんてなかった。
俺が月奈と最後に会ったのは、3日前の放課後だった。
教室から昇降口へと向かう階段の途中で月奈をすれ違った。
月奈は鞄を下げていて、足早に階段を上っていたから教室に忘れ物でもしたのだろうと思った。
すれ違う瞬間、月奈は一瞬立ち止まった。
俺も、それに合わせて立ちどまり、月奈を見た。
「あ……あのね……」
「なに?」
「……なんでもない」
何か言いたそうにしていたが、月奈はそれだけ言うと俺から目をそらし走って階段を上って行ったのだ。
それが、月奈に会った最後だった。