懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
ステージ5
ドアを開けると、そこは狭いダイニングキッチンだった。
キッチンスペースは2畳か3畳かほどしかなく、全体を見ても10畳に満たない広さだ。
背の低い小さなテーブルに、小型テレビ。
食器棚はなく、本棚の中に1人分の食器が並べられているだけだった。
その中でやけに目をひくのは、壁にかかったカレンダーだ。
通常のカレンダーの倍の大きさはあるように見える。
「ここは俺のキッチンだ」
そう言ったのは嵐だった。
嵐は荒い呼吸を繰り返し、テーブルの前にドカッと腰を下ろした。
「嵐、大丈夫か?」
「あぁ。なんとかな」
クッションで傷口を覆ったままだから出血量がわからないが、嵐の額には脂汗がにじんでいる。
キッチンスペースは2畳か3畳かほどしかなく、全体を見ても10畳に満たない広さだ。
背の低い小さなテーブルに、小型テレビ。
食器棚はなく、本棚の中に1人分の食器が並べられているだけだった。
その中でやけに目をひくのは、壁にかかったカレンダーだ。
通常のカレンダーの倍の大きさはあるように見える。
「ここは俺のキッチンだ」
そう言ったのは嵐だった。
嵐は荒い呼吸を繰り返し、テーブルの前にドカッと腰を下ろした。
「嵐、大丈夫か?」
「あぁ。なんとかな」
クッションで傷口を覆ったままだから出血量がわからないが、嵐の額には脂汗がにじんでいる。