懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「2月22日、お前はなにしてた? 月奈がいなくなった理由を知っているんじゃないか?」
何も言わない嵐に更に問いかける。
「答えてくれ、嵐」
「……何もしらねぇよ……」
かすれた声で嵐が言う。
「そうか……」
俺はグッと拳を握りしめた。
ケガ人にこんな事をしたくはないけれど、嵐が答えないのなら仕方がない。
俺は握りしめた拳を躊躇することなく、嵐の頬に打ち付けた。
肉を打つ音が響き、百合と春姫が悲鳴を上げる。
嵐はそのまま横倒しになり、口の端から血を流した。
いつものようにやり返す体力など、もうどこにも残っていないのか嵐はその状態で俺を睨みつけてくるだけだった。
何も言わない嵐に更に問いかける。
「答えてくれ、嵐」
「……何もしらねぇよ……」
かすれた声で嵐が言う。
「そうか……」
俺はグッと拳を握りしめた。
ケガ人にこんな事をしたくはないけれど、嵐が答えないのなら仕方がない。
俺は握りしめた拳を躊躇することなく、嵐の頬に打ち付けた。
肉を打つ音が響き、百合と春姫が悲鳴を上げる。
嵐はそのまま横倒しになり、口の端から血を流した。
いつものようにやり返す体力など、もうどこにも残っていないのか嵐はその状態で俺を睨みつけてくるだけだった。