懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
俺はそんな嵐にまたがり、更に拳を振り上げた。
2度、3度と、手加減をしながら嵐の顔を殴り付ける。
殴るたびに嵐は身をのけぞるようにして、痛みにうめいた。
殴る痛みだけじゃない。
腹部の痛みがほとんどだろう。
「言えよ嵐。2月22日になにがあった? 《イチゴのショートケーキ》って、何の事だよ」
俺は嵐の方を掴んで床に押し付け、そう聞いた。
「……しらねぇって言ってんだろ……」
その言葉に俺はグッと奥歯を噛みしめた。
このままでは全員がここで死んでしまう。
嵐には悪いが、それだけはさせない。
俺は再び拳を振り上げた。
その時だった。
百合が冷蔵庫へと近づいたのだ。
「ねぇ、開けていいよね?」
「あ……あぁ」
そうだ。
嵐は必死で冷蔵庫を開けさせないようにしていた。
2度、3度と、手加減をしながら嵐の顔を殴り付ける。
殴るたびに嵐は身をのけぞるようにして、痛みにうめいた。
殴る痛みだけじゃない。
腹部の痛みがほとんどだろう。
「言えよ嵐。2月22日になにがあった? 《イチゴのショートケーキ》って、何の事だよ」
俺は嵐の方を掴んで床に押し付け、そう聞いた。
「……しらねぇって言ってんだろ……」
その言葉に俺はグッと奥歯を噛みしめた。
このままでは全員がここで死んでしまう。
嵐には悪いが、それだけはさせない。
俺は再び拳を振り上げた。
その時だった。
百合が冷蔵庫へと近づいたのだ。
「ねぇ、開けていいよね?」
「あ……あぁ」
そうだ。
嵐は必死で冷蔵庫を開けさせないようにしていた。