懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
☆☆☆
1人教室に残った俺はジッと月奈の机を睨み付けていた。
あの女、何をするつもりだ。
俺のやったことを公にするつもりか?
そう思うとシャーペンを持つ手にジットリと汗がにじんだ。
現場は月奈にしか見られていないが、証拠ならいくらでもある。
相手の男の傷も、財布についている指紋も、俺が犯人だと特定するのに十分だ。
俺はグッと奥歯をかみしめていた。
クソ!
あの女にさえ見られていなければ……!
どうにかできないだろうか。
あんな小娘1人のために進路を奪われるなんてごめんだ。
だけど月奈は少し脅した程度でひるむとは思えない。
なにかが必要だ。
あいつを黙らせるためのなにかが……。
1人教室に残った俺はジッと月奈の机を睨み付けていた。
あの女、何をするつもりだ。
俺のやったことを公にするつもりか?
そう思うとシャーペンを持つ手にジットリと汗がにじんだ。
現場は月奈にしか見られていないが、証拠ならいくらでもある。
相手の男の傷も、財布についている指紋も、俺が犯人だと特定するのに十分だ。
俺はグッと奥歯をかみしめていた。
クソ!
あの女にさえ見られていなければ……!
どうにかできないだろうか。
あんな小娘1人のために進路を奪われるなんてごめんだ。
だけど月奈は少し脅した程度でひるむとは思えない。
なにかが必要だ。
あいつを黙らせるためのなにかが……。