懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
良の反応に呆れながらも、俺は話を続けた。


「お前、月奈の裸みたいと思わないか?」


「は……裸!?」


良の声が裏返る。


あはは!


なにこいつ、おもしれぇ。


「どうなんだよ。見たいのか見たくないのか」


「そ……それは……見たいけど……」


その返事に俺はニヤリと笑う。


好きという気持ちを一枚めくればそこには下心がある。


誰でもそうだ。


好きな子を傷つけたくはない。


だけど、その子の裸は見たい。


良の中でその気持ちは紙一重なんだ。


だから俺はそこに付け込んだんだ。
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