懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「い、今行く!」


樹里が走ると、シャンプ―の香りがした。


俺を入れた7人が集合し、歩き出す。


「原正君、ちょっと話があるんだけれど」


その中でも大人しいメンバーの藤木泰樹が声をかけてきた。


彼の家は有名な自動車メーカーだ。


「なに?」


「実は数日前から僕の妹がいなくなってね……」


俺はその話を聞いている間、何も感じなかったのだった。







END
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