懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「まじかよ……」


肩で呼吸をしながら嵐が呟く。


「体力の限界だよ」


良が情けなく呟く。


「開かない……本当に開かない……」


悠が怯えたように言う。


俺は歯を食いしばり、ドアから少し離れた。


「3人ともそこどけろ! 開かないなら壊してやる!」


「待って! それならあたしもやる!」


百合が駆けつけて、俺の隣に立った。


「あたしも! ほら、彗も手伝って!」


「う、うん!」


後ろで様子を見守っていた女子たちが加勢し、俺たちは横並びになった。
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