懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
ガチャ……。


ガチャッガチャッ。


何度まわしてみても、それはビクともしない。


「こっちのドアの事じゃない?」


春姫がそう言い、逆側のドアへと向かう。


そしてノブに手をかけた。


しかし、それも同様ビクともしないようだった。


「どういう事?」


春姫が眉を寄せる。


「声は確かに言ったよな? 彗が悠に目玉焼きを食べさせるって」


俺が聞く。


「言った。全員そう聞いてた」


百合が頷く。


「おい、ちょっと待ってくれ。どういう事だ?」


1人気絶していた嵐がキョロキョロと周囲を見回して混乱している。
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