懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「おい、どうしたんだよ!?」


呆然としてその光景を見ていた俺はハッと我に返り、悠に駆け寄った。


悠は床に倒れ、泡を吹いて白眼をむいている。


「悠? おい、悠!?」


体は小刻みに痙攣をはじめ、大きく2度ビクンビクンッ!と魚のように跳ねた後、悠はその動きを止めた。


「う……そ……」


彗が青ざめ、その場に尻もちをつく。


「悠……?」


俺は悠の肩を揺さぶる。


しかし、悠からの反応は帰ってこない。


「なんだよ、どうなってるんだよ……」


嵐が悠の顔を覗き込み、そしてすぐに目をそらした。
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