懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「……この部屋を作った人物」
俺は持っていた卵を良に渡し、そう答えた。
「冷蔵庫の中にある卵全部に小さな穴が開いている。きっと犯人は先に卵に穴を開け、そこに注射針か何かを突っ込んで毒を混入させていたんだ」
「そんな……じゃぁ、悠は最初から死ぬしかなかったってこと!?」
春姫に聞かれ、俺は左右に首をふった。
「わからない……」
俺たちは声の言われた通りに行動した。
それでも鍵は開かず、そして悠は死んでしまった。
卵に細工をされていたのだろうという考えには、すぐに行きついた。
仲間同士些細な喧嘩はあるけれど、相手を殺すほどの憎しみは持っていない。
彗と悠は同じメンバーにいるから会話をしていた。
という程度の関係だった。
2人の間に何かがあったとも、考えにくい。
だから俺は、元々この部屋に用意されていたものが怪しいと思ったのだ。
悠が殺されなければいけなかった理由なんて、考えられなかったのだった。
俺は持っていた卵を良に渡し、そう答えた。
「冷蔵庫の中にある卵全部に小さな穴が開いている。きっと犯人は先に卵に穴を開け、そこに注射針か何かを突っ込んで毒を混入させていたんだ」
「そんな……じゃぁ、悠は最初から死ぬしかなかったってこと!?」
春姫に聞かれ、俺は左右に首をふった。
「わからない……」
俺たちは声の言われた通りに行動した。
それでも鍵は開かず、そして悠は死んでしまった。
卵に細工をされていたのだろうという考えには、すぐに行きついた。
仲間同士些細な喧嘩はあるけれど、相手を殺すほどの憎しみは持っていない。
彗と悠は同じメンバーにいるから会話をしていた。
という程度の関係だった。
2人の間に何かがあったとも、考えにくい。
だから俺は、元々この部屋に用意されていたものが怪しいと思ったのだ。
悠が殺されなければいけなかった理由なんて、考えられなかったのだった。