懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「あ……あたしが犯人じゃないって……知ってもらうために」


そう答えながら、彗は2つ目のボタンも外した。


下に着ているピンク色のキャミソールが見える。


「じゃぁあたしたちが見るから。男子は後ろ向いてて!」


百合がそう言い、春姫と一緒に彗を囲むようにして立った。


「いや、俺たちにも確認する権利はあるだろ」


嵐が冷静な口調でそう言い、一瞬にしてその場の空気が冷たく氷ついた。


「女子たちだけで確認させたら、何もなかったと嘘をつかれるかもしれない」


「嘘なんてつかない!」


春姫が嵐を睨み付ける。


しかし……。


「いいよ、見ても。それで、ちゃんと確認してよ」


彗が、目に涙をためながらそう言ったのだ。


その目は鋭く、嵐をまっすぐに見ている。

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