懺悔部屋~脱出法は仲間を傷つけ食べること~
「そ、そう。みんな目玉焼きって何を使って食べる?」
「箸……かな?」
百合が答える。
「あたしはフォーク」
と、春姫。
「そうだよね。みんなたいてい箸かフォークだよね。でも、ここにあるのはスプーン」
俺は良の手にあるスプーンに視線をやった。
スプーンで目玉焼きは食べない……。
「冷蔵庫の卵は使えない。代わりに目玉焼きと呼べるものと言えば……」
そこまで言って、良は口を閉じた。
そこまでの言葉で、良が言おうとしたことはみんなに通じていた。
嵐が倒れた状態のまま「ハハッ!」と、声をあげて笑った。
「おもしれぇ事言うじゃねぇか。そのスプーンで食べれる目玉焼きっつぅのはつまり……」
「箸……かな?」
百合が答える。
「あたしはフォーク」
と、春姫。
「そうだよね。みんなたいてい箸かフォークだよね。でも、ここにあるのはスプーン」
俺は良の手にあるスプーンに視線をやった。
スプーンで目玉焼きは食べない……。
「冷蔵庫の卵は使えない。代わりに目玉焼きと呼べるものと言えば……」
そこまで言って、良は口を閉じた。
そこまでの言葉で、良が言おうとしたことはみんなに通じていた。
嵐が倒れた状態のまま「ハハッ!」と、声をあげて笑った。
「おもしれぇ事言うじゃねぇか。そのスプーンで食べれる目玉焼きっつぅのはつまり……」