なつめくんの束縛





「お…お願いがあるんだけど…」





棗君の目の前に座って私は話しかける。





目…瞑ってもらわないと…耐えられない…っ!







「っ…目瞑ってほしくて……」





目?と棗君は呟くと、いいよと言ってすぐに目を瞑ってくれた。






まつ毛は長いし…鼻はスッと高くて…





私……が本当に棗君にキスするんだ………。






きっと下手で笑われちゃうかもしれない…。






「し…っ失礼します……っ」







私は棗君の肩に両手を置いた。










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