なつめくんの束縛
「全然大丈夫だよ…っ!」
私がそう言えば…
「よかった…。」
棗君はそう言って少しだけ口元を緩ませた。
教室だからここじゃ言えないけど…
きっと私は棗君がどんなにマイペースで自分勝手でも嫌いになれない。
だって棗君の本当の優しさを知ってるし…
だから…
棗君が心配することはなにもないんだよ?
私は心からそう思う。
棗君が大好きだからね!
そんなことを思いながら朝のHRが始まった。