なつめくんの束縛
「ゆっちゃんの声も顔もその体型も全部全部俺にとっては可愛い」
普通の顔して棗君がそんなこと言うから私は顔を赤くしてしまう。
「っ……」
そんなこと面と向かって言われると言われたで恥ずかしい。
「だからね…
ゆっちゃんが他の男の所なんて行ったら俺許さないよ」
ニコッと笑って平然と言う棗君。
わ…笑って言ってるけどそれ怖いこと言ってるよ棗君…。
「わ…私だって…棗君が浮気したら怒るもん…」
棗君に対抗して似たようなことを言ってみる。
「俺が浮気?
んーどうだろうなあ?」
ガーンッ…
しないとは言ってくれないんだ〜っ…
ショック……
「ゆっちゃんが俺を離さないならしないかな」
そう言って棗君は私を抱き締めた。