なつめくんの束縛
「なにその顔。」
棗君は私を抱きしめながらそう言った時。
「拗ねてるの?」
そう言う棗君の言葉に顔が熱くなるのを感じた。
拗ねてる...?
私が......?
「ゆっちゃん...?
どうしたのかは言ってくれないとわからないよ?」
棗君は優しい手つきで私の頭を撫でてくれた。
「な...棗君が.........」
言っていいことなのかな......
「俺が...?」
棗君は優しく聞いてくれてる。
風邪引いてるのにすごく申し訳ない...。