なつめくんの束縛
「お粥作ってきて起こそうとしたら...
知らない女の子の名前呼んだ...から...」
私がそう言えば棗君はなんも反応しなくなってしまった。
ほら...何も言ってくれない...
だから言いたくなかったのに......
「ご、ごめんね棗君っ...」
私がそう言った瞬間棗君の声が聞こえた。
「それって...ヤキモチ?」
あぁ...絶対めんどくさい女だって思われる...
今までこんな事なかったのに...
大人しく私は棗君の言葉に頷いた。