なつめくんの束縛
「今日転入してきた金宮さん...
多分棗君の元カノでね...」
おかしいって思われるのかな...?
彼女でもないのにこんなこと思って...
「棗君が風邪引いた時にお見舞い行ったんだけどその時棗君が寝言で金宮さんの名前を言ってたの」
うんうんと武藤君は嫌な顔しないで聞いてくれてる。
「それがどうしてか分からないけどすごくショックで...
その時棗君は夢に出てきてたって言ってたんだけど、さっき棗君見たらジーッと金宮さんのことみてて、どうしてかすごく辛くなって教室にいづらくなって屋上に行こうと思ったんだ...。」
そう...
自分でもわからない...。
どうして彼女でもない私がこんなにも棗君のことを気にするのか。
「ん~...そっかぁ...。」
武藤君は真剣そうな顔でびっくりする発言をした。