異常って言われても構わない。
ピンポーン♪


「?!」


俺がそうやって自己嫌悪していた時
インターホンが鳴った。

まさか時雨なわけないよな。

まだ10分ぐらいしかたってないし。


学校からココまで普通に歩いて30分。

部活で疲れてる時雨が
走って10分で来れる訳がない。


「ったく誰だよ、タイミング悪ぃな。」


ぶつくさ言いながらドアを開ける。

目に飛び込んできた見慣れた明るい茶髪。


「な…っ?!」


インターホンを鳴らしたのは…


時雨だった。


何で時雨が?
部活早く終わったのか?


「ぜぇっぜぇっ!」


コイツ…すんげぇ息切らしてる。

まさか走って来たのか?


「あ…き…っ!」


バタッ

時雨は俺にもたれかかる様にして倒れた。
< 15 / 29 >

この作品をシェア

pagetop