あふれる、想い
色褪せた欠けた生活
欠けた生活
―ayuka―
蓮がいなくなっても時間は流れる
今日から新学期
行きたくない…
だけど…明日香が迎えに来る
蓮がいなくなって
ご飯もあまり食べれなくなった
制服が少しブカブカになった
玄関を出たらもう明日香は待ってた
「おはよ」
「…はよ
矢野君は?」
「たまには2人で行こうよ?」
そんなに気を遣わなくていいのに…
同じ日に付き合い始めた矢野君と明日香
2人を見ると
きっと羨ましくなっちゃうだろうな
「愛結…痩せたね
ご飯ちゃんと食べてるの?」
「昨日も言ってたじゃん」
明日香は毎日のように来てくれた
いつも1~2時間ぐらいだけど
それでも嬉しかった
きっと気を遣ってそのぐらいの時間なんだ
私が矢野君の事を聞かないように…
「本当心配だよ
ちゃんとご飯食べてよ?」
「食べてるって~」
本当は何食べても美味しくないんだ
教室に入った
隣の席は蓮のまま
今年度は席替えがない
だから隣はずっと蓮の席
蓮がいない蓮の席
学校のあちこちに蓮がいる
また泣きそうになった
そう思った瞬間
もう涙は頬を伝わってた
「…愛結?」
「ごめん」
明日香に一言だけ謝った後
私と蓮の思い出の秘密の部屋
空き教室に走り出した
ここにも蓮がいる
「うぅ…蓮…れ…ん…」
蓮がいなくなっても時間は流れる
今日から新学期
行きたくない…
だけど…明日香が迎えに来る
蓮がいなくなって
ご飯もあまり食べれなくなった
制服が少しブカブカになった
玄関を出たらもう明日香は待ってた
「おはよ」
「…はよ
矢野君は?」
「たまには2人で行こうよ?」
そんなに気を遣わなくていいのに…
同じ日に付き合い始めた矢野君と明日香
2人を見ると
きっと羨ましくなっちゃうだろうな
「愛結…痩せたね
ご飯ちゃんと食べてるの?」
「昨日も言ってたじゃん」
明日香は毎日のように来てくれた
いつも1~2時間ぐらいだけど
それでも嬉しかった
きっと気を遣ってそのぐらいの時間なんだ
私が矢野君の事を聞かないように…
「本当心配だよ
ちゃんとご飯食べてよ?」
「食べてるって~」
本当は何食べても美味しくないんだ
教室に入った
隣の席は蓮のまま
今年度は席替えがない
だから隣はずっと蓮の席
蓮がいない蓮の席
学校のあちこちに蓮がいる
また泣きそうになった
そう思った瞬間
もう涙は頬を伝わってた
「…愛結?」
「ごめん」
明日香に一言だけ謝った後
私と蓮の思い出の秘密の部屋
空き教室に走り出した
ここにも蓮がいる
「うぅ…蓮…れ…ん…」