あふれる、想い

―ayuka―


上條の気持ち気づいてた


いつもいつも傍にいてくれたから…



だけど

辛さや

寂しさ


自分の気持ちばかり考えて

上條の気持ちに見て見ぬふりしてた


誰も、蓮の代わりになれない


そんなの誰よりもわかってるのに…




蓮のいない孤独を

隣にいてくれる上條に甘えてた



何で…いつも私はこうなんだろう



こんな時、いつも話を聞いてくれたのは
明日香だったのに…

明日香にだって相談出来ない



…何も変わらないモノってないんだね




強くなりたいのに強くなれない


その代償にズルさばかり覚えてるよ



蓋をする事ばかり覚えて


いつから向き合わなくなった?


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